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禁断症状、タコぎれ時の対処法


さて、このブログの主題の一つであるサバイバル・カナダの備忘録。

長く日本に帰ってないと、日本食などの日本文化が恋しくならないか?と、よく聞かれる。

この質問には、めちゃくちゃ恋しいっ!!!と、魂を震わしながら答えるしかない。

それで、めちゃくちゃ恋しいから、なんとかコチラで賄える方法は無いものかと、ネット等の情報を駆使してここ数年いろいろと試みている。

『たどり着いた答え、無いモノはツクル。 シンプルに、粛々と。。。』

その一つが、蛸。タコ。

出身が兵庫県の明石なもので、時折、禁断症状のように猛烈にタコが食べたくなる。

イカではなく、タコ。断然にタコ。

イカはカナダ人も食べるので、レストランのメニューにもあるところが多く。

普通のスーパーにも売っている。

しかし、イカではこの禁断症状の深刻な溝は埋められない。。。

これが明石だと、そのまま自転車こいで海まで行って、そのまま潜って蛸とって持ち帰り、調理して食べるというゴールデンな連携も可能だが、オンタリオの淡水では到底無理。

そこで、アジア系のスーパー(今回はトロントダウンタウンの韓国系スーパーPAT)で、丸まま冷凍のタコを買う。

丸ままの冷凍タコは、$7.99とリーズナブル。

そのタコを持ち帰り、そのまま自然解凍。。。

解凍できたら、大きめのボールに入れてたっぷりの塩で揉む。

モムモムモム。

これでもかと揉む。するとタコのヌメリが泡立ってブクブクと出てくる。

泡が出たら、しばらく揉んで、水でゆすいで、水切り後

またたっぷりの塩を加えて、も一回揉む。

モムモムモム。

また泡が出てきたら、しばらく揉んで、水でゆすぎ、今度は、水につけて塩抜き。。。

その間に、我が裏路地プランター農園で大量に育っている三つ葉を採ってくる。

三つ葉を刻んで、ごはんの下ごしらえをしてる間に塩抜き完了。

鍋に沸騰させたたっぷりのお湯に酢を加えて

タコは、頭をひっくり返して内臓等を取り、そのまま全部一気に投入。

お酢を入れれば綺麗な色に茹で上がるので、茹で加減は色を見ながら判断して、、、

美味しそうな色になれば、そのまま鍋から出して水でさます。

おーーーっ! タコ! この色、この色、タコの色!!

さましたタコに包丁を入れると、部位によって茹で具合が違うので、茹で具合によって分ける。

よく茹で上がっているトコロは、タコの酢の物。

ミディアムレアなトコは、ブツブツっと切ってタコブツ。わさび醤油で。

そして、足の先や頭などは適当に切り分けて玉子焼(明石焼き)。

最近、参考にしている玉子焼のレシピは、クックパッドのコレ http://cookpad.com/recipe/1270850

薄口醤油がないので、濃い口の醤油で。レシピのまま作ると出汁が濃いので、関西人味覚で薄めに。。。

冷凍のタコ丸ごとで、タコづくし。

温かいお出汁に三つ葉をたっぷりと、

焼きたてアツアツの玉子焼を投入して、出汁を吸って少しふやけるまでちょっと待つ。。。

コレをふるふるっと言わせながら吸い込むように食べると、

たまらんたまらん、一瞬頭の中で瀬戸内の海がスパークして

淡路島が見える坂の上とか海岸線など、遠い故郷に想いを馳せながら満足満足。

こうやって、満月の夜に大波に乗って押し寄せたタコ的欲望は満たされるのです。

(Photo Gallery : Click image to enlarge ↓)

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Profile

Tomoki OPPO Onishi

尾西 知樹

 

則巻千兵衛氏を心の師と仰ぐ、マルチメディア・クリエーター。

カナダはオンタリオ州、トロント在住。
ときおりオンタリオの大自然、森と湖の大地で、カヌーガイドやネイチャーガイドを行う、釣り人。

兵庫県明石出身の関西人。

無い物は作るがモットーの手作りスト、カヌーイスト、サウニスト。

リアルメディアとローカル性を大切にした天然素材制作ユニット、OPPO organico co. ふんわりと主催。

​連絡先は、コチラ

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